2017年5月5日金曜日

受難の花、トケイソウ

ステッドラーのpigment linerを買ってみました。
細さは最細の0.05。
細かい点描もきれいに描けそうです。

『園芸植物学百科』の挿絵を参考に、トケイソウの花を描いてみました。

トケイソウの花『園芸植物学百科』p.35の挿絵を参考に

トケイソウ(Passiflora caerulea)は英名をパッションフラワーと言い、「受難の花」の意味を持ちます。
スペインのキリスト教宣教師がイエスキリストの受難について、トケイソウを喩に用いて説いたのだそうです。

・つるの巻きひげは、むち打ちで使われた鞭を表す。
・10枚の花弁と萼片は12使徒のうちの10人(イエスを裏切ったイスカリオテのユダと否認した聖ペトロを除く)を表す。
・100本以上ある花糸の環は、イバラの冠を表す。
・3本の柱頭はくぎを、5つの葯は傷を表す。

トケイソウの花がどことなく苦難を背負っているように見えるのは気のせいではなさそうです。

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